惑星童話

「もう、考えるのはやめだ。ばかばかしい……そうだ、神じゃないんだからな。いくら考えても公開せずに住む方法なんて、誰も傷つかない方法なんてわからないし、たぶんあるわけないんだ」

光に近い速度により、浦島効果を受ける宇宙飛行士の孤独と不安を描くお話。後世に残らぬ事実が、切なくも温かくて素敵だった。表題作にしろ、その息子の話にしろ、悪友とも言うべき人の存在がとても大きいなあ。軍の話の方が生き生きと描かれているように思えるのは、気のせいかな(笑)→ 感想