太陽のあくび

「でも、ミカンの欠伸じゃ、気が抜けている感じで、あまりうまくなさそうやけん」
「じゃあ、ミカンじゃなくて……」
「ミカンじゃなかったら何よ。愛媛?夏?」
「村、俺たち、少年部、四月、黄色、太陽、海……」
頼子がパンと手を打った。
「それ!太陽のあくび」

新しい味のミカンを売るお話なんだけど、登場人物たちに感情移入できないから、読むのがきつかった。でも、最終章で一気に盛り上がる。読後感はとてもいいな。→ 感想