魔女の戴冠(1) The Witch's Coronation

「クソ魔女どもがぁぁぁ……!」
グィドは怒りに燃えてステージを睨んだが、あの銀髪の少女はもう姿を消していた。こぶしをにぎりしめて震えるグィドに飄々と声をかけてくれたのは、隻眼の執事だけだった。
「白魔女さんたちの宣戦布告、ですな。今晩限りじゃおわりませんぜ、こいつは」

魔女の修行に励む女学院に、殺人事件と犯行の疑いがかかるお話。魔女ということについての重みが見える物語だったけど、学院ものなのか、探偵ものなのか、ちょっと物足りないかな。むしろ、探偵役の人間が一番影を背負ってることが見えてきたので、これからが面白くなりそう。→ 感想