マルタ・サギーは探偵ですか?(3) ニッポンのドクトル・バーチ

「ああ、そうだ、そうしよう。甘いものが好きだというだけで女みたいとか言われる窮屈な世界なら、そのルールに従ってやろう。うん、そうしよう」
バーチはにっこりと笑ってマルタに告げた。
「そのカード、しまいたまえ。明日はデートだ」

カードの力で元の世界へ、みたいなお話。ああ、やっぱり故郷と言うべき場所に来ると、弱さが出るんだな。涙して、敵の手に心揺らされて。いつになく不安げな様子を見せるマルタだったけど、ちゃんとリッツを迎えに行ったところにじわっときた。ヘタれなのに何だろうこの可愛さは。デート気分満載なバーチは、彼を信じてたから、なんでしょうね。明日に希望を持って、みんな頑張れ!→ 感想