夜の虹

わたし……もしかして信じると言ってほしかったのかしら……?

19世紀のロシアが舞台。死者の亡くなる直前の行動が見える少女オリガが、少年の失踪事件を追うお話。解決するまでの話はとても素敵で、オリガの魅力たっぷりだった。その後に、政治や思想が絡む話へと移り変わり、15歳では届かない思いも生まれるんだけど、婚約者、新しくやってきた若き副所長、憲兵の三人の男に振り回されつつ、振り回しつつの話は良かったです。これは続きが楽しみ。ロジオンもいいけど、レオニードの魅力にやられる……→ 感想