東京レイヴンズ(1)

「もう、嘘はつかない」
春虎は言った。
その言葉を聞いて、彼女はふっと小さく笑う。
「……当然です。嘘をつくような式神には、お仕置きなんですから」

ああ、もう素晴らしい!何という楽しさを見せてくれるラストなんだ!不安要素だと思っていた出来事が、たった一言で一変するからニヤリです。示唆の妙に笑みが治まらない。この人間関係をだけでやられる。運のない春虎がいろいろな霊災に巻き込まれそうな気がしますが、クールなトラブルメーカー冬児と、天才ツンデレ幼馴染みの夏目の三人なら、どんなことでも切り抜けられると思います。続きが楽しみでなりません。→ 感想