石霊と氷姫(下)

目の前に現れたアルの菫色の瞳から、涙が滴った。テオは夢見心地でつぶやいた。
「なんだ……男の服を着ているのに、そんな顔をしたら女にしか見えないぞ……」

陰謀も気になるけれど、それ以上に想いの行く先が気になりました。アルとテオとリーサイオンは、誰がどうなるのか……ああ、もう!「お前と組むと、なにをやらされるか」と呆れ口調でいいながら、実際は楽しんでる彼にニヤリ。惜しむらくは展開が早いですよね。囚われたり反撃したり、読んでてわくわくがとまらなかったので、できればもう一冊ぐらい書いて欲しかった。→ 感想