グランドマスター! 黎明の繭

彼はたぶん気づいている。
まもなくわたしが三度目の死をむかえようとしていることを……。

ふたりだけの世界でいるときが唯一安らぐ時なのか。無邪気なまでの変態さすら切なく思う。彼女を道具としてしか見ない者たち、団長を追いかけてくる人、様々な視点からようやく物事が見えてきたと思ったときに……。シーカの事情に背筋が寒くなり、最後が辛かった。→ 感想