天涯のパシュルーナ(3)

「もし俺がアンタを守り切れたら、俺を第一王子候補から外してほしいんだ」
「は?」「え?」「なに?」
三者三様の声は出ていたが、全員に共通していたのは驚愕の色だ。
「ええと……君、第一王子候補なんだよね?」

折り返し地点。第一王子に選ばれたくない話は、予想通りのオチで大笑いだった。そんなこんなで、目立ちすぎて命を狙われても危機感ないトゥラクルが痛快なことしてますが、悲劇の後についにやってきたか……。ヒルクィットの笑顔が怖いったらないです。それにしても、男が男に惚れるという感じの関係が多くて良いですな。→ 感想