叫びと祈り

広大な砂漠の只中、斉木を含めたキャラバンの者しか通らない交易路の途上。バルボエ、カスラン、メチャボ、多数のラクダ、そして塩の山。それ以外、見渡す限り何もないことが分かる砂の海の中。
何者かとは、三人の中の、誰かでしかあり得ない。

エジプトの砂漠、スペイン、ロシア、アマゾン、東南アジア。旅人が伝える物語。情景がとても美しく、価値観の異なる場での導かれる答えは時に恐ろしい。「叫び」そして「祈り」では、まさにタイトルと同じ思いになりました。すげえ。→ 感想