ローデンシュアの魔女 〜ハロウィンの夜に魔法のキスを〜

恋は、楽しいだけのものだと思っていた。ドキドキして、夢見心地で、嬉しいことばかりで、悲しいことなどなにもないと思っていた。
こんなに苦しい感情があるなんて、知らなかった。

魔法が不調になった魔女の女の子が、幽霊屋敷に住むお話。楽しかった。個性豊かな幽霊たちとのお怒りすら楽しい生活模様と、一般常識を知らない魔女ッ子が、普通の学校に通って落ち込んだりしてたら、いつの間にやら家族的な感じになり……悪魔の囁きに揺れ、素敵なボーイフレンドにそそのかされ、恋の苦しさを実感しながら、思いを巡らせる最後が、切なくも素敵でした。→ 感想