神尾アルミ
「俺が訊いているのは、俺と話すことが、おまえにとって迷惑かどうかということだけだ」 やっぱりこの二人はいいな。不器用な思いのやりとりに、にやり。→ 感想
「ヴォーパルだよ。帰りの荷物持ちがかかってただろ?オレは八つとってきた。ヨシュウは?」 「六つ」 「ヤフェトは?」 「俺は、女の子が一人」 「…………はあ?」 これはいい。記憶を失ったことから、自信なさ気だった少女が、だんだんと前を向く姿が素敵。ま…
「やはり、あなたは戦ってる時が一番綺麗だ」 対等でありたいと思った人に惹かれて揺れて、一瞬の口づけから抑えきれなくなって……そうだよ、おかしくなるから、恋なんだよ!殺せるという基準から安心するとか、なんだこのカップル。にやにやしちゃう。→ 感想
「……苦しい」 「でも、君が自分で選んだ道だ」 ミハエルの妖しい魅力にふらふらして、ちょっと官能的なものを感じつつ、言葉にできない恋の苦しさが伝わってくる。ミハエルの気持ちが見えないからもどかしく、でも彼の反応も少しずつ変わってるように思えて……
「私は、使用人ですよ。エドワルド様のメイド長、筆頭護衛です」 シエラにとっては、これだけですべての問いの答えになる。 「利用されなくては、意味がないじゃないですか。そのために生きているのに」 政敵との恋とかおヤバイ。強面なジャスティンの可愛さ…
恋は、楽しいだけのものだと思っていた。ドキドキして、夢見心地で、嬉しいことばかりで、悲しいことなどなにもないと思っていた。 こんなに苦しい感情があるなんて、知らなかった。 魔法が不調になった魔女の女の子が、幽霊屋敷に住むお話。楽しかった。個…
「わたしはまだ、ここにいたいんだ。だから……」 ルカルタの金眼が、月明かりを吸い込んで一度またたいた。 「だから、全力で嘘を突き通せ」 破天荒なルカルタとの異文化コミュニケーションがとても楽しかった。続編出てくれたらとても嬉しい。 → 感想