虚空の旅人

「シュガ。ひとつだけ、約束してほしいことがある。
これからも、おまえがなにかの陰謀に気づいたとき、わたしを守るためにその真相を隠すことは決してせぬと約束してくれ。……陰謀の存在を知りながら、だれかを見殺しにするようなことを、決して、わたしにさせるな」

チャグムが隣国サンガルでナユグと国の騒動に巻き込まれるお話。ああなんと素敵に成長してくれたんだ。為政者として正しいかはわからない。でも彼の姿勢はきっと多くの共感を得ると思う。それがいずれ国のためにもなるといい。国によって異なる風習と、そこにもナユグはあるという現実がいろいろ興味深かった。個人的にはサンガルの姫サルーナとの恋も期待したんだけどなあ……うう、残念。→ 感想