闇に灯る ― 寺子屋若草物語

「たった一文やけど、重い一文やと思ってます。うちらは、この一文が子供らがこの先歩く道に小さな明かりを灯すことを信じて、一文稽古を続けてるんです」

「闇に灯る」というタイトルの意味が見えるシーンはじんわりきた。丁稚の草太の思いも繋がっていく一文稽古が、ほんと素敵。それにしても、今回はお美和の揺れる思いがいろいろ見えたなあ。朴念仁だけど天然な佐十郎といい、好きなんだろうに示さない若旦那・慎介といい、なかなか進まない恋にヤキモキ。そろそろちょっと進展……と思いつつ、三姉妹の「このまま」も見ていたいし……いいな、この雰囲気。→ 感想