銃姫(7) No more Rain

「どんな出会いでもはじめは、たあいのないものだと俺は思う。肝心なのは、いまそうじゃないと思うことだと、俺は、思う……」
「いま、そうじゃない……?」
「そう。いまは、ただの偶然じゃないと思いたい」
ジュディットは、言葉を呑み込んだ。
「いまは、必然だと思いたい」

チャンドラース……学生の頃の楽しい一時と、恋人と結ばれた日のことが、なんと悲しく映ることか。理想と現実を知りながらなお理想を追う彼の姿に惹かれる。でも、先が見えすぎるが故に動けなくなる彼は、この戦いでどうなるかしら。これまで関わった人たちとの再会は嬉しかったけど、スパイの不安はあるし、何より、エルウィング……どうなっちゃうんだ?→ 感想