そのとき君という光が

「ずっと待っているよ。ローランドの王宮で毎日待って待って待ち焦がれるぐらい待ってる」
「なにをだ?」
「また来年もガレーネーが飛んでくるのを。白い羽根が雪のようにきれいで、きっとどこにいても見違えることはないんだ。僕はあの羽音のために生きている。忘れないで」

仮面の持ち主と対峙する為に、王宮へと入り込んだら、ミルドレッドの愛妾になっちゃうってどういうことだ!もうニヤニヤが止まらない。しかも単に都合が良いからだと思っていたら……「椅子」はやばいよね、うん。それにしても切ない思いが描かれるお話しだったなあ。忘れ去られることがどれほど辛いことかがよく分かる。だからこそ忘れないようにしようとする人も……。彼らの思いを踏みにじるのが、忘れて欲しい人であることが皮肉でならない。にしても、この状態で続きが出ないとは、どういうことかね!?→ 感想