ニーナとうさぎと魔法の戦車

「あなたが何も出来ない子だったら同情する。反抗したら殺されるって決まってるなら、戦えなんて無理には言わない。でも、今のあなたは十分に戦える。戦車がある。仲間もいる。あなた、本当は戦いたいんじゃないの?野良戦車のせいで人間が傷つくのは、嫌だって思ってるんでしょう?だったら、」
拳を振るわなかったけれども、言葉の一つ一つに衝撃が込められていた。
「……だったら、お願い。私たちと一緒に戦って」

戦争が生んだ災厄・野良戦車から街を守る私立戦車隊のお話。傷ついた少女が、泣いて笑えるようになっていく展開がとても良かった。女の人ばかり出てきて、きゃっきゃうふふしてるけれど、結構シリアスだよね。→ 感想