小さな魔女と空飛ぶ狐

「バカでしょう?わたし、今頃理解したの。自分がやったことがどれだけ恐ろしいことなのか。自分が死にかけてようやく理解したの。わたしは救いようのないバカよ」

ワガママ少女と彼女に振り回されながら、彼女を導くやり取りを繰り広げる狐の関係がとてもいい。戦争が彼女を傷つけていくところは痛いものがありましたが、魔女へと目覚めていくに当たり支えた人たちの思いが素敵だった。戦争は続く。でももしかしたら犠牲は少なくなったんじゃないかと、そう思いたい。→ 感想