「分かりました。ティルナード様、こちらに来て横になって下さい」
「え？」
「初夜の作法を知りたいのでしょう？服まで脱げとは言いませんが、あなたのその知識量では、言葉で説いても理解できないでしょうからね」
「そ、それはまあ、そうだろうけど……」
「あなたの貞操を奪ったりはしないので、ご安心ください」
「だからそういうことを口に出すなって言ってるだろ！！」
今回は短編集。ルアーク、ティルナード、オーデル公爵夫人、バルロイ、カーシュがそれぞれ語る物語です。普段とは違う人たちの物語が印象的でした。→ 感想
