鳥籠の王女と教育係 恵みの環の魔王

「予言もしてはいけませんか」
気がつくとエルレインはそう言っていた。自分がここを離れたらと思うと、急にたまらなくなった。ゼルイークには孤独の陰がつきまとっている。
「はあ?俺のことをか?人の名を明かさずに言えるなら言ってみろ」
「あなたは恋に落ちます」

皮肉のやり取りと、バカップルになりつつある雰囲気が素敵。魔法のねじれによって、若かりし頃のゼルとエルレインが出会うお話は、やるせなかったけれど、環を思わせるところが良かった。コイズの件が何なのか気になるところ。→ 感想