烙印の紋章(7) 愚者たちの挽歌よ、竜に届け

「あなたはどうですか」
ビリーナは問うた。
「皇子は、本当に亡くなられたと、そうお考えですか」
「わたしは」
口を開いて数秒。
「......彼の死骸を、この目で見たわけではない」

ビリーナがようやく!それにしても、こういう形でオルバが戦いに挑むことになるとは……皇帝があれなだけに、積み上げてきた信頼が、オルバの方へ風を吹かせるかそれとも妄執が勢いを増してくるのか。続きが気になる。→ 感想