裁く十字架―レンテンローズ

「ひとりでいることが好きな人は、たしかにいます。でも、そういうひとだって、たったひとりで生きていけるわけじゃない。どこかに誰かがいる。自分を知っているひとがいる。そうわかっているからこそ、ひとりでいられるんです」

心に闇を抱えたものにだけ現れるという花屋を訪れた人たちが悲劇を味わい、謎を狩るもの・アカンサスが謎を解くというミステリかつ幻想的な物語でした。少々物足りないところもあったけど、人の闇が見えるという意味では、ずっしりくるものがありました。→ 感想