薔薇と聖歌 シスター・ブラックシープ(3)

「でも、僕は嫌なんだ。僕を守るって君は言うけど、僕はこんなふうに守られたくなんかないんだ。君のやり方じゃ、僕の心は死んでしまう。君は、」


「君はあと何度僕を殺す気だ?」

いろんな意味でドキドキの一冊だった。正体がばれそうな展開と、唇から生まれる思いがこんな形で見せられるなんて……「黒い羊」の孤独を感じたりもしたけれど、この町だからこその思いが心を育んでいく様子が、なんか良かった。→ 感想