わたしと男子と思春期妄想の彼女たち(1) リア中ですが何か?

「こら、ユイヒメは黙っていなさい。普通はわからないわ。私たちが妄想の産物だなんて」
「も、妄想の産物ってどうゆうこと?」
三人は顔を見合わせて頷くと、衝撃発言をした。
「「「私たちは男子の妄想から生まれた<妄想少女>なの」」」

初めこそ主人公のテンションの高さにひいてしまいましたが、慣れてくると、元気いっぱいでちょっとおっちょこちょいな彼女が好ましく思えてくる。恋が生み出す感情は、決して明るいものだけではないけれど、リアルと妄想の共に支えられて、成長していく主人公が素敵でした。あとはもうちょっと恋が見えたらいいかな。→ 感想