小夜しぐれ ― みをつくし料理帖

「誰しも婚礼の席では、どうか末永く幸せに、と祈る。けれど人生はそう容易うはない。良いことと同じくらい辛いこと、悲しいことが待ちうけてるんや。苦しいときに思い出してもらえるような、そんなお膳を作りなはれ」

もしかしたら、そんな道を考えてしまう。ひとりのみおの叶わなかった思いを、もうひとりが叶えてくれたらと、そう願わずにいられない。→ 感想