魔石の伝説(2) 光の信徒―「真実の剣」シリーズ第2部

「でも……きっとぼくらにできることがあるはずだ。それを食い止める方法が」
「ぼくらですって?」ショータは彼の胸を指で突きながら、金切り声をあげた。
「あなたよ!あなただけなのよ、リチャード!あなただけ!あなただけがこの事態をなんとかできるの!」

今回は胸が痛くなる、いや、これから胸が痛くなるであろうことをいろいろ予感させるお話でした。魔女しかり、闇の信徒しかり、先祖の霊しかり。それでも愛する人がそばに入ればと想う中、カーランが告げた言葉は、リチャードにとって大きな衝撃だったろうなあ。辛くとも愛する人のために動いたカーランは、これからさらに頑張らねばならないから、続きでどんな苦労をするのかドキドキです。→ 感想