半魂香 まどろみの巫女と<守護者>(上)

「わたしは、生きる者のために死者を呼ぶんだ。未来へ歩いてゆけるように」

すぐ傍にいながら届かない距離という思いも、随所に感じられてきゅんとなる。生者と死者を橋渡しすることで、生きる力を呼び起こす一族が、武力によって勢力を伸ばしてきた一族と出会ったとき、どうなっていくのか。下巻が楽しみです。→ 感想