ブランデージの魔法の城―魔王子さまと時の扉

「以前のそなたは、魔術師の妻になるなどお断りだと申していたが」
「あなただって、愛なんてたわ言だって言ってたわ」
アドリエンヌは、やりかえした。
「わたしが間違っていたと認めよう」
ドナティアン・シャルルは、彼女の額に軽いキスをした。
「たしかにそれは、存在するらしい」

いやー、幸せな結末だなあ。悩むことはこれからもあるけれど、この思いがあれば、この言葉があれば、きっと乗り越えていけると思える、そんな大団円でした。ごちそうさま。→ 感想