神様のメモ帳(8)

「なんのために?」
「なんのために、って」
「いや。すまない。これはなかば自問だよ。わからないんだ。ぼくらは今だれのために探偵をするんだ?」

四代目がメインとなるお話。繋がりのある短編集はコミカルなものからシリアスへと変わり……不器用な二人が、ぶつかって、また杯を交わす。その展開が良かったです。→ 感想