「Youは何も知らないみたいね」＜節制＞があきれたように評してくる。 「こんな少女のために、＜恋人たち＞が封印されたのは悲しむべきことだ」 紺屋はずれた眼鏡にふたたび手を当て、押し上げる。レンズの奥の目が光ったような気がした。 「＜魔法使い＞は…

「そうだな。案外、ガキんちょもそこに惚れてんだろ？」 「うむ、そこがまた―……」 レンバルトの言葉に頷きかけて、はっとした様子で固まるコーティカルテ。 「そこがまた……なんだって？」 「矢、や、やかましい、だ、な、なん……だ、誰が、惚れ―いや、その前…

当分、少女小説方面は新刊読まなくてもいいんじゃね？と思った。積みが多すぎるってのが一番の理由だけど（それも少女小説方面に）、シリーズ揃ってから読む快感に浸ってるってのもある。 今日は運タロ9読んだ。 先が読めない面白さと、先を予感させる面白さ…

ここまで人はあつかましくなれるんだなあと、いっそ感心してしまう。という出来事があったりなんだりした火曜日。わりとどうでもいい気分になってるので、とりあえず気持ちは放置しておこう。