水沢あきと
「あたし、思うの。完璧な人なんてどこにもいない。だから、仕事っていうのは誰かと一緒にやって、お互いに欠けている部分を補い合えるようにしている。もっと言えば、仕事っていうのは絶対に一人じゃ出来ないものなんだよ」 ふたりの距離が縮まってるのが見…
「それにしても、石み……カヨさん、なんでわざわざメイド服なんかに着替えたんです?」 彼女はくすり、と笑い、 「彼には『メイドのカヨ』としてお願いしているわけですから。それに……」 そして胸のリボンに手を当てながらこう言った。 「大切な『ご主人様』…