小さな小さな国。ウルムスター王国。 資源の少ないこの国だが、手付かずの高原があった。 開拓すれば間違いなく国は潤う。 だが王女は開発しようとしなかった。 「この星の広さは有限だ。人の住む地域を際限なく広げていけば、いつか、森や草原や、山や川が…
ウルムスター王国。祖国とは比較にならないほど小さな国。 だが、軍事拠点として重要な位置を占めるこの国を見逃すわけにはいかない。 イウォーン帝国のスパイとして、私はウルムスター王国に足を踏み入れた。 長官の秘書官として。 だが国を治めている型破…
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