湖山真

カレイドメイズ(3) 魔法じかけの純情な感情

「カイルさん、ご武運を!」 もう長い時間逃げまわって疲れてきていたはずなのに、足が軽くなった気がした。彼女の一声はいつも背中を押してくれる。 ラブコメ模様の動きもさることながら、記憶をなくし、ただひとつの目的だけで動いていたネーフェが、もう…

カレイドメイズ(2) もえない課題とやける乙女心

「カイルさんはいつも、わたしの欲しい言葉をくれますね。それも、言ってほしいと思うことではなくて、言われた瞬間にこの言葉が欲しかったと思えることを」 困難を潜り抜けることで、カイルとネーフェの仲が深まっていくのが良いものでした。ただ仲良くなる…

カレイドメイズ 半熟姫のあかるい国家計画

「結局のところ、我々はおのれのことを知りたいのだ。この世界が、エルヌークが、この国が、おのれの家系が、そしておのれの存在が、どのようにして成り立ったのかを知りたい。それに尽きる」 ユーモアあふれるやり取りや、純粋な王女に迫られてドギマギする…

手のひらに物の怪 耳鳴坂妖異日誌

「役立たず扱いされるのって、辛いのよね。それはきっと、人も器物も同じ」 「……ああ」 「役立たずを返上しよう、草太。使えるやつなんだって証明するの」 いろいろ物足りないけど面白かったかな。個人的にはもうちょっと恋愛要素を入れてくれれば……あるいは…