神坂一

スレイヤーズ 1

「選ばせてやろう。好きな道を」 「このわしに再び生を与えてくれたそのささやかな礼として。このわしに従うなら天寿を全うすることもできよう。 しかし、もしそれがどうしてもいやだ言うのなら仕方ない。天竜王に動きを封じられた北の魔王―もう一人のわしを…

アビスゲート 1 果て見えぬ淵の畔に

「言っておくが、手がかりが途切れて追跡が無理になればあきらめるし、別の大きな稼ぎが見つかったらそちらに乗り換える。うまくいけば賞金額は三人で山分け。そういうことでいいな」 「うん!じゃあそういうことで、しばらくの間、よろしく!」 アリサは笑…

DOORS ドアーズ 1.まぜこぜ修繕屋

「ば……馬鹿な!?たかが人間ごときがなぜ動ける!?停止したこの時間の中でッ!」 叫ぶ魔王に、美弥はぺこりと小さく頭を下げて 「ごめんなさい。わたし、ちょっと今いろいろあって、時間停止とかにつき合っていられる心のゆとりがないんです」 「えっ!?時…