三連休初日

休みが 1日増えたところでやることはかわらない。
むしろ、これは長編を読むきっかけになるな。
なんて思いつつも、今日は(厚さが)小粒の作品をぽちぽち読む。
なんだかんだいいながら、つまりは読書モード。
最近ではこのペースに慣れてきたなあ。一日中読んでいても目が疲れない。
ただし、体は傷みますが。
本を読む時、最も負担をかけないのはどんな姿勢だろう?

寝起きの悪い定休日【amazon】

本編とは異なりタイム・リープはない、登場人物たちのサイドストーリィ的な短編集。

  • 「カバーガールは似合わない」

サブ主人公的な千尋が主人公。バイト先での物語。そうだね。この子は守りに入ったらダメだね。

  • 「大人になれない日曜日」

一美と貴博のケンカ。男性と女性が付き合えばそういうことを意識しないわけには行かない。
それにしても正吾はいい奴だ。良すぎじゃね?

  • 「寝起きの悪い定休日」

優姉が落ち込む話。それをやるなら朝が弱いってのは致命的だね。それにしても正吾はちょっとやりすぎじゃね?

  • 「嘘とホントと、やはり嘘」

自分が好きな人と嘘でもいいからデートの真似事をしてみたい。そんな話。
「私は嫌いな人にどう思われようが気にならないタイプだから」
精一杯の強がり。いい子だねぇ。

  • 「母に礼言う春休み」

なんで秋葉の母がこんな性格しているんだろう。ドクターくれはみたい。いい味出してるよ。


こういうのが書けるなら書けるといってくれ。ミステリィもの以外も十分いけるじゃないですか。
ひょっとしたら、この人は長編よりも短編の人かもしれない。
そう思えた番外編的短編集。


寝起きの悪い定休日 - 新井輝

バクト!Ⅱ The Spoiler

バクト!Ⅱ The Spoiler - 海冬レイジ
ささいな仲違いで妹のありすが出て行った。いつものことと放置して
いたが、行方が分からなくなる。
ありすを探す国定と音無。やがてありすの居場所のヒントを教える
という少女が現れる。
「わたしがバクトよ」
バクトである国定を前にして言い放つ言葉。間違いなく挑発。
そして提示されたありすの居場所は、四十八時間不眠不休で行わ
れるポーカーの開催地だった。
そして、勝つか資金をなくすかしかないゼロサム・ゲームが始まる!


ポーカーといったら普通の(手持ちの 5枚のカードからいらない
カードを捨てて、捨てた分だけ引く)しか知りませんでしたが、
ここではスタッド・ポーカー(手持ちは 2枚。カードは捨てる・引く
ことはできない。場に広げられる 3枚が全員の共通の手持ちとなる)。
バクト強すぎてハラハラする場面は少ないけれど、展開は面白かった。
初っ端からラストまで、ちょこっとにもかかわらずインパクトある登
場をする謎めいた人が出てきているので、まだシリーズは続きそう。
もうちょっとハラハラドキドキな展開を望みたいな。


次作の感想: バクト!Ⅲ The Fortuna
前作の感想: バクト!


デュラララ!!×2【amazon】

池袋で【最強】は誰か?
そんな好奇心を秘めたライタは誰もが示す平和島に興味を持つ。
時を同じくして、夜毎に現れる切り裂き魔。
死傷者こそ出ていないものの、全く手がかりのない日々。
こう着状態に陥った事件。
だが、切り裂き魔がセルティに手を出したことから展開は一気に進む!


中盤まではいまいち盛り上がらないストーリィ。
どうもこの人の作品はおバカなやつが出てこないと面白くないんだよなあ。
出てきたら出てきたで問題あるんですが。いくらなんでも【最強】すぎるだろ。
ヴィーノと戦わせたいものだ。
面白そうだと思い始めたのは事件の解決後。
三勢力がどのような展開を見せるのか。
これは次巻以降になるでしょうけれど、それを想像しただけでわくわくする。
電撃文庫のコネタが満載のシリーズ第二弾。


デュラララ!!×2 - 成田良悟