さらに Web アプリ作成
今度は lock氏からの要望。
ひとりのためだけに Webアプリを作るってのもなんだなあ。
まあ、いろいろ流用して作るからさほど大変ではないけれど。
というわけでサクっと作成。初めて一部で Ajax 使ってみたよ。
ひとりでニヤニヤしてしまいました。
それにしても現在未完成な Webアプリは 4つか……。
どれもとりあえず使える状態だけど、完成には至ってないんだよなあ。
全体的に修正する予定なんですが、もうちょい勉強しないとなあ。
狂乱家族日記 弐さつめ
「知らないならば覚えておけ。八月二日は伝統的に新婚旅行の日だ」
そう宣言し、旅行の手配を勝手に済ませたのは当然のことながら凶華。
家の玄関を開けたら目の前には滑走路が……。
呆れる凰火をよそに、家族を乗せた旅客機は花の都パリへ出発する。
……はずが、凶華のせいで墜落し、たどり着いた先は無人島だった……。
前作にひきつづき狂乱な家族の物語。
今回の焦点は・・・・・・誰だ?
雹霞か優歌か、それとも月香か。
危機に陥ったのはまたもや優歌。
そのとき放たれる凶華の言葉。
家族が危機にさらされているときにすら狂乱できないような人間が、人間なものか!
奇跡をおこせる人間なものか!奇跡をおこさねば助けられない娘を助けるために、
いくらでも奇跡をおこしてやるのが親だ!人間だ!
相変わらず熱いぜ、日日日。
馬鹿馬鹿しいまでのやさしさは絶対に欠かせない。
前作があまりにもハマっていたため、同じテンポである今作はちょっと見劣りする。
もうちょっとひねりが欲しいかな。
十分楽しいし面白いけれど、日日日ならという期待の大きさからかもしれない。
とはいえ彼なら期待に応えてくれると信じている。
9 月 30 日に 3 巻が発売されるということなので、大いに期待しよう。
狂乱家族日記 参さつめ
前作の感想: 狂乱家族日記 壱さつめ
ジェニーの肖像
ぼくは貧しく、ぼくの作品は全く知られてなかった。
それに絵を通して世界を伝えられない自分に落ち込んでいた。
その晩、公園でひとりの少女と出会う。
ジェニーと名乗った少女の不思議な雰囲気は心地よかった。
だが、数日後に再び出会ったとき、ジェニーは数年を経たかのごとく成長していた…。
この不思議な雰囲気の物語は、静かに引き込まれる。
きれいな情景を想像させる描写も詩的で素敵。
読み進めるにつれて膨らむ不安感。
ショックではなく染み込んでくる喪失感。
にもかかわらず暖かいものが残る。
ネイサンの小説は
私たちが一人きりではないことを
今も教えてくれているのだ
解説:恩田陸
こういう物語があったとは露知らず。
作品の雰囲気を伝えられないのが残念でならない。
しっとりとした雰囲気に浸りたい人はぜひ。