ディバイデッド・フロント Ⅰ 隔離戦区の空の下

憑魔。それは突然現れ、人類に向かい攻撃してくるもの。
人類はその圧倒的な力を持つバケモノをかろうじて隔離することができた。
だが、いつその地区から出てくるかわからない。
それに立ち向かうのは全国から集められた男女。彼らはある特質のおかげで
銃を持ち、バケモノと戦うことを余儀なくされた・・・・・・。
そしてそこは戦場と化した。


つい先日まで平和に暮らしていたのに、"特質"のおかげで突然隔離されることになる人。
しかもバケモノ相手の戦い。これでおかしくならなかったら嘘になる。
そのあたりのことをきっちり書き、かつそれでも戦っていく人々。
いやあ、スピード感あふれるこの展開はすごい。
それともうひとつあるのが同じ隊にいる少年少女の関係と成長物語。
これまた面白くなりそうな予感たっぷり。
全三巻でどう料理するのか。楽しみなことこの上ないシリーズ第一巻。


ディバイデッド・フロント Ⅰ 隔離戦区の空の下 - 高瀬彼方


次作の感想: ディバイデッド・フロント Ⅱ 僕らが戦う、その理由