高瀬彼方

カラミティナイト オルタナティブ(2)

違うのだ。この黒騎士は、ホリィ・ブローニングではない。 胸中で高鳴る心臓の鼓動も、優子の言葉に訂正を求めるかのように、少しだけ強まる。 そう、ホリィではない。 優子は、優子だけは、この黒騎士を別の誰かと間違えてはいけないのだ。 優子のターン。…

カラミティナイト オルタナティブ

ようやく、救いの道が見えてきたのだ。 ―五番目の騎士。 それは、彼女以外に考えられない。 彼女が騎士として戦い、苦しむ姿が……見たい。 鳥頭のおかげで、再読なのに初読のごとく楽しめました。続きも期待。 → 感想

ランブリング・カレイド 星穹の女帝編

もはや王道的な面白さ → 感想

カラミティナイト Ⅲ

最強にして最後の騎士。「慟哭の三十人衆」によるその誤解は、智美の呪いによるもの。 だが、それは別の意味で活用できた。 「慟哭の三十人衆」から守るため、護衛していた智美は、その美由紀に気づかれ問い詰められてしまう。 もう尾行することはできない。…

カラミティナイト Ⅱ

親友を守るためとはいえ、人を殺してしまったこと。 親友が自分の呪いの影響を受けていること。 自分を責める智美。優子との話し合いにも応じようとしない。 一方、「慟哭の三十人衆」は消息を絶ったロイドを追って日本に来ていた。 そこで知る衝撃の事実。…

カラミティナイト

誰からも構われたくない。そんな雰囲気を憚らず出し続ける転校生。 かつての自分に似ている。そう思った智美は勇気を出して声をかけた。 だが、返ってきた言葉はあまりにも残酷だった。 「お前、五人目の生贄になりたいか?」 彼の周りでは人が死ぬ。それも…

ディバイデッド・フロント Ⅲ この空と大地に誓う

先日の戦闘で大幅に削られた兵力。 新たに隊長となったイチルは、自らの気持ちに折り合いをつけられず余裕のない日々を過ごす。 そこへ現れたのは朝霞二尉。イチルの元恋人。 その破天荒な行動に振り回されたとき、それは起こった! 絶望的な状況でも仲間が…

ディバイデッド・フロント Ⅱ 僕らが戦う、その理由

かつて北関東隔離戦区における最も悲惨な戦い「朝霞事件」。 自衛隊の駐屯地が押し寄せる憑魔の群れに為す術もなく壊滅させられた夜。 かろうじて乗り越えた者たちは、この事件を最悪の形で思い出すことになった。 そして「レッドキャップ」が動き始める! …

ディバイデッド・フロント Ⅰ 隔離戦区の空の下

憑魔。それは突然現れ、人類に向かい攻撃してくるもの。 人類はその圧倒的な力を持つバケモノをかろうじて隔離することができた。 だが、いつその地区から出てくるかわからない。 それに立ち向かうのは全国から集められた男女。彼らはある特質のおかげで 銃…