ディバイデッド・フロント Ⅲ この空と大地に誓う

先日の戦闘で大幅に削られた兵力。
新たに隊長となったイチルは、自らの気持ちに折り合いをつけられず余裕のない日々を過ごす。
そこへ現れたのは朝霞二尉。イチルの元恋人。
その破天荒な行動に振り回されたとき、それは起こった!


絶望的な状況でも仲間がいたからやってこれた。
それが壊れたとき、僅かな狂いがもたらす歯止めの効かない言葉。
今までが今までであったがゆえに、ダイレクトに伝わってくるようなショック。
そしてレッドキャップとの戦闘。
予感はしていた。
だからといってやわらぐものでもない。
だからといってまぎれるものでもない。
過酷な内容でありながら、真っ直ぐなまでの青春戦争物語。
大いに買いだと思います。


ディバイデッド・フロント Ⅲ この空と大地に誓う - 高瀬彼方


前作の感想: ディバイデッド・フロント Ⅱ 僕らが戦う、その理由