アンクスの海賊 クレギオン 3

マフィアの荷物に手をつけたことで(麻薬なんてもってのほか!)追われているミリガン運送。
クレメント・ファミリーから逃れるため逃げ込んだのは惑星アンガス。
珍しく割りのいい仕事を請け負ったが、それは周域に海賊が出るからだった。
こまめに進路を変えながら行く目的地までの道のり。
だが、海賊の船ががアルフェッカ号に迫る……。


マージのしっかりさと(買い物をみよ!)、ロイドの抜け目無さ(六分儀とか)が描かれる初めの物語。
そんな日常のユーモラスさを乗り越えたら、次から次へと襲ってくる危機。
そんな中でもユーモア溢れるロイドの態度にはニヤつかせてもらいましたよ。
やはりこうじゃないとね。
そしてマージ、メイの機転。特に今作はメイ中心となった物語。
いやあ、痛快、愉快。ほんと面白い。
こんなにわくわくニヤニヤしながら読める冒険作品はなかなか無い。
あっという間に読み終わったシリーズ第3巻。


アンクスの海賊 クレギオン 3 - 野尻抱介


次作の感想: サリバン家のお引越し クレギオン 4
前作の感想: フェイダーリンクの鯨 クレギオン 2