ルアーの角笛 グイン・サーガ 79
ナリスの言が本当かどうかはわからない。だが、キタイのことは自分が肌で感じてきた。
パロの不穏な動きを見て、出兵を決意したグイン。
準備を進め、いざ出陣しようとしたとき、大いなる知らせが入った。
それはゴーラが、イシュトヴァーンが参戦を表明してきたことだった！
ついにグインが、イシュトが参加してきた。
シリーズしょっぱなで共に歩んだレムス、リンダ、イシュトヴァーン、そしてグインが
これほどまでに重要な位置を占めるとは……。
もうすぐ主要人物が一堂に集まることになるのか？
圧倒的な軍事力を誇るケイロニアとはいえ、王妃、マリウスなど不安要素はいろいろある。
そういう意味ではイシュトひとりで突っ走れるゴーラが一番強いのかもしれない。
キタイだけではなく、グラチウスの策略もいろいろあるようで、すべての要素に裏を感じてしまう。
はたしてナリスたちへ希望を持ち込むのはどこの勢力か？
歴史が大きく動き始めたシリーズ第79巻。
次作の感想: ヤーンの翼 グイン・サーガ 80
前作の感想: ルノリアの奇跡 グイン・サーガ 78
