虚構の勇者 抗いし者たちの系譜2

彼がわたしを認めているのは好敵手として。決して情愛からではない。
そう思えば気が楽になった。
こちらが謀っても、それが理を似ての事なら彼は認めてくれる。見放されるとしたら、むしろ情に負けて理を捨ててしまった時だ。
彼に見放されるくらいなら、いっそ嫌われた方がいい。
憎しみがこもっていようがなんだろうが、あの目で見続けていて欲しい。それさえ残っていれば自分は満足なのだ。

現魔王と元魔王の禁断の恋?シリーズ第二弾も傑作です → 感想