サイレント・トーク 鋼殻レギオスⅡ

「どうして嫌と言わないのですか?本当は武芸だってやめたいのでしょう?」
「やめたいと思ってるのは、今でも変わらないんですけど……」
「なら、どうして……」
「結局、汚染獣のことにしても、武芸大会のことにしても、知らないが通せないじゃないですか、きっと、だからじゃないですか?」
自分でも落ち着いてそんな答えが出せることに驚きながら、そう答えた。
「ばかですね」
「うわっ、ひどっ!」
「ばかですよ」

強さとは何か。壁を越えるための物語。 → 感想