鋼鉄の白兎騎士団Ⅱ

まだ間に合う。間に合うはずだ。
いま適切な処置を施せば、団へのダメージは最小限で済むだろうとレフレンシアは読んでいた。しかし、これ以上放っておけば腕の一本程度では済まなくなる。手足すべてを切り落とすようなことになれば、団の再生は生半可なことでは利かなくなる。
腕の一本。
さすがのレフレンシアも、事態の深刻を読み違えていた……。

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