”文学少女”と飢え渇く幽霊

「あのその……流人、心葉くんに変なこと言ってないわよね!」
「朝ごはんに『ぐりとぐら』を薀蓄垂れながら食べてるとか?」
「そ、そそそれはいいのよ……そうじゃなくてその……」
遠子先輩は月明かりでもわかるほど真っ赤になり、「なにも聞いてないならいいのよ」と、もごもごつぶやいて、先にずんずん歩いていってしまった。

前作よりも面白かった文学少女な物語 → 感想