私のKnightになってよネ! 2

「今回は特別ですよ。相手が恭子さんだから、私の個人的な興味もあって、この役目を買って出たんですよ」
「興味?」
「MALLS社長夫人の座を狙っている女の子に、興味が湧かないほうがおかしいですよ」
言われたとたん、恭子は体を大きくのけ反らせ、顔を真っ赤にした。
「な、な、な、な、な……ど、ど、どうしてそれを……?」
「どうしてもこうしても、あのときの会話や映像は、すべて記録されているんですよ」
「き、き、き、記録、されてた……?」
「いやあ、あんな大胆不敵な告白は始めて聞きましたよ」

心地よい軽さのノリと展開の物語。今回は「お兄ちゃん」ですよ。→ 感想