2006-10-06 はじまりの骨の物語 book 五代ゆう からだがあたたまってくるにつれ、血管に血がもどる苦痛が百万本の針のように手足をつきさした。身じろぎもせず、ゲルダはそれに耐えた。そんなものよりはるかに強い苦痛が、その魂をさいなんでいたのだ。 黄金色の野生の瞳は、炎を映して燃えていた。はげしい心の炎と同じに。 アルムリック。裏切り者。 あの男には凄惨な死を。 うっとりするほど美しい雰囲気に浸らせていただきました。ぜひ他の作品も復刊(って言い方でいいのかわからないけど)を! → 感想