2007-02-18 ひとり日和 book 青山七恵 「あたし、こんなんでいいと思う?」 「さあ。わからないわね」 吟子さんは静かに微笑むと、寝返りを打ってあっちを向いてしまった。 「外の世界って、厳しいんだろうね。あたしなんか、すぐ落ちこぼれちゃうんだろうね」 「世界に外も中もないのよ。この世はひとつしかないでしょ」 20歳の知寿と 70歳の吟子の交流を描いた第136回芥川賞受賞作。吟子さんが素敵。→ 感想