聞け、我が呼ばいし声 幻獣降臨譚

「これからおまえは忌み女と呼ばれる……忌み女というのは知っているね?」
「少し……触れてはならない穢れた存在だと……」
「そうだ。この村でお前は誰にも話しかけられないし、相手にされない。当然嫁にもいけない。なにか不幸があればおまえのせいにされるし、罵られ蔑まれるだろう。……なんといっても女神の加護がないのだから」
知識として知っているとはいえ、改めて聞くと凄まじいものがある。
「穢れと恐れの闇の娘。それがこれからのおまえだよ、アリア」
アリアの身体が震えた。

そんな扱いに、自分は耐えていけるのだろうか。

すごい引き。これは続きが気になるなんてもんじゃないですね。→ 感想