廃墟ホテルへようこそ。

「きゃろるさん。あなたは、さきほどのような不思議に慣れてらっしゃる。違いますか?」
えへ、と照れた声をあげる。
「わかっちゃった?」
「もちろん。ですからわざとお見せしたのです」
「ちいさいときから、みんなが見えないものが見えるの。妖精みたいのや、お化けみたいのあ、いろいろ。最初はいちいち両親に言ってたりしてたんだけど、だあれも相手にしてくれないから秘密にしちゃった」

う〜ん。僕はだめでした。→ 感想